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2021-06-01 21:22:00
見習時代に先輩から、賄いでじゃがいものコロッケを教えていただいたことがありました(^^)
先輩に
「タク(僕のあだ名です笑)、コロッケを教えたるから手伝え。」
と一言。
実はその当時、僕は披露宴の料理の仕込みをほぼ全て自分一人でこなしながら、ランチ、ディナーともに毎日60席が満席のお店のお魚料理、お肉料理などのメインの料理も営業で全部作っていて、本社大規模拡大移転後の少し落ち着いた頃でした。
ほぼ師匠の指示が予測できていて、おそらく生意気の中の生意気の中の生意気な感じだったと思います😅💦(時代が時代ですが、今思えば、本当に恥ずかしいです。)
なので、
先輩のお手伝いをしながら、
心の中では
「なんでコロッケなんか手伝わなあかんの…、俺めちゃ忙しいんやけど…。」
と思いながら、嫌々手伝っていました。
いざ、出来上がり賄いで食べたときに
尋常じゃないくらい美味しくて
心が震えるほど感動し、自分の実力を実感しました…
『これこそが料理‼️』
と深く深く心に刻みこまれたことを今でもよく思い出します。
スタンダードな料理に何十年、百数十年前の先輩方はレシピの中にこれだけ気持ちを入れてくれているやと気付かされました。
コロッケでこれなら、僕は見落としていることが山ほどあるんやろうな…
先輩が教えてくれたコロッケがまた凄くて具がじゃがいもだけのコロッケでした。
食べながら先輩をみると
いつも鬼のように恐い先輩(プライベートは優しい)が、無言でニコッと微笑んでくれて…🥲
今思うと本当に出会いに感謝の気持ちでいっぱいです🙇🏻♂️🙇🏻♂️🙇🏻♂️✨
ただ、あのコロッケより美味しいコロッケはまだ食べたことがないです😅
今回のこのコロナの世の中になって、一人で考える時間でき、正直あの時のコロッケくらい、いろいろとクリアになり、変えていきたいと思うことも沢山できました😊